おすすめは「総持院」です。お料理・立地が素晴らしく、朝の住職さんのお話は、心にしみます。
ここのところ、まだまだコロナのせいで旅行は行けない…行ってはいけない雰囲気ですね。私は、コロナの第一波が落ち着いた、2020年6月の中旬に、以前から計画していた高野山への旅行に出かけました。
宿坊「総持院」
「総持院」の入口です。宿坊は初めての体験です。ずっと楽しみにしていました。旅行がコロナのせいで悪とされ、キャンセルが当然とされた2020年の初夏、予約していた楽天トラベルからは連絡はありませんでした。
「総持院」のホームページでも確認しましたが、特に休館になっていません。これは行ってもいいって事でしょう!と出発しました。
「総持院」の門をくぐりました。とても綺麗にお掃除されていて、あいにく小雨が降っていましたが、とてもすがすがしい気持ちになりました。と同時に、初めての宿坊に緊張しました。
駐車場がわからなかったので、玄関で「すみません。」と緊張しながら声をかけました。すると、お若い素敵な僧侶の方が、優しく教えてくださいました。ちなみに駐車場は、お寺の後ろにありました。横の細い道を入っていくとわかります。お寺の地下にもあるそうで、近代的なんだ~と感心しました。
到着すると、抹茶とお菓子をだしてくださいました。おもてなしの心が素敵です。京都ではお寺を訪ねると、お抹茶をたててくださるのが慣例だそうです。お坊さんにお茶をいただくなんて、ありかがくて、それだけでも良い事がありそうですよね。
私達が泊まったお部屋は、小さなお庭がありました。山の緑も美しくて、癒されました。
楽しみしていた精進料理の夕食です。写真はボケていて、しかも全部のお料理がないので、あまり参考になりません。ごめんなさい。
拡大してみました。とってもキレイでしょ!アルコールは?って気になりましたが、しっかり生ビールもいただきました。もちろん、ガッツリお肉がいいって方にはNGですが、お腹からキレイになりそうで、とっても美味しくて、大満足でした。
お風呂もとってもキレイでした。大きめの家族風呂って感じです。今は、予約して家族だけで入れるようになったそうです。コロナのおかげかもしれませんね。
朝のお勤めに無料で参加できます。楽しみにしていました。6時からと早いですが、正座ではなく椅子に座ってお話を聞けます。3人のお坊さんの所作が素敵でした。小さなタンバリンのような楽器を所々で打つので、お念仏だけではない魅力もありました。
ご住職さまのお話がとても素晴らしかったです。高野山の歴史や近況、中でも心に残ったのは、ローソクの火は、どんどん生まれ変わっているというお話。今見ている火は、過去であり未来でもある。それゆえに尊い。私達も過去にとらわれず、未来を信じて、現在を強く生き抜いていきましょう!という感じのお話でした。お坊様のお話は素敵ですね。人生を変える(良い方に)力を持っていると心から思います。
朝ごはんです。湯豆腐最高でした。配膳してくださったお坊さん達も、とってもあたたかなおもてなしで、感謝しかありません。機会があったら、ぜひまた訪れてみたいです。
総持院からすぐの見所を紹介します。
高野山真言宗総本山金剛峯寺
こちら有名な「壇上伽藍(だんじょうがらん)」です。総持院の目の前にあります。
とってもキレイな朱色です。
「六角経蔵(ろっかくきょうぞう)」です。壇上伽藍の近くに建ってます。土台の近くに取っ手があって、回せます。お経を唱えた事になるそうです。
回してみたくなりますよね~。もちろん回しましたよ~。
「金剛峯寺(こんごうぶじ)」は、総持院からすぐ、徒歩2分くらいの所にあります。
入口です。樽がいっぱい置いてあります。
屋根にも樽がありました。
ところで高野山と言えば、奥の院ですよね。
「奥の院弘法大師御廟(おくのいんこうぼうだいしごびょう)」
中の橋駐車場に停めて、奥の院に向かって歩きました。
たくさんたくさん、言い表せないほどたくさんのお墓がありました。企業のお墓が、それぞれに特徴があって見ごたえがありました。
ロケット開発されてる企業さんなんでしょうか。亡くなった方も喜ばれてるでしょうね。
そして、大河ドラマですごく有名になった麒麟です。もちろんキリンさんのお墓です。
カッコイイです!墓地ですが、素敵すぎて感動しました。
そして、大河ドラマで一躍ヒーロとなった明智光秀さんをお祀りしています。これからは大河ドラマで光秀さんファンとなった方々も訪れて、光秀さんも喜ばれるでしょう。良かった。
奥の院まで行って、帰ってくるまで2時間くらい歩いたので、もうおなかペコペコ。中の橋入口にある「はちよう」さんで、おなかいっぱい食べさせていただきました。おいしかったです。
お土産
私、観光地の手ぬぐいを集めるのが趣味で、しかも、高いものじゃなくて、500円くらいのうっすいペラペラのものです。観光手拭いって言うみたいです。あと、観光地切手も好きです。
高野山では残念ながら、観光手拭いを見つける事ができませんでした。でも、とっても記念になる手拭いたおるを見つけたので、1,000円でしたがふんぱつしました。
高野山のご当地キャラ、こうやくんが入っています。ゆるキャラも好きなので、嬉しいです。
観光マップになっていて、行った所を見返すのに便利です。
しかし、手拭いたおるとは、きっと手拭いっぽいタオルの事なのでしょう。とってもしっかりした作りで、普段使いに大活躍してくれそうです。考えてみたら、手拭いって普段はあんまり使わないんですよね~。路線変更しようかしら。
でも、せっかくなので手拭いも一つ紹介します。京都で買ったのですが、「絵心経てぬぐい」です。
般若心経を、絵で表現して、唱えてみたい!と思える手拭いです。
写真がダメですが、ぜんぜんお経を唱えた事のない私でも、なんとなく言えちゃいます。もしかしたら信者さんにしたら、ふざけてると思う方もいらっしゃるとは思いますが、入門の入門くらいに思っていただけたらと思います。
まとめ
コロナ渦で、観光業は本当に悲しいです。ただ、観光する方としては、空いているのでゆっくり観光出来ます。今こそ、行ってみたい所に行ってみるのが正解だと思います。観光地の方々は、一生懸命感染対策をしてくださっています。本当にエライと思います。もちろんコロナ終息したあかつきにも、ぜひぜひ高野山訪れてみて下さい。
ガイドブックは『るるぶ』派です。