中央大学の付属高校、通称「中杉(ちゅうすぎ)」。男女共学です。文化祭〈緑苑祭〉のイベント、ミニ説明会に参加しました。
はじめに
受験生の皆様、訪れてくださってありがとうございます。この記事は、令和2年(2020年)の入学要項になります。息子の高校受験の際、見学をして書いたものです。最新情報の更新は出来ません。受験校選びの参考程度にしていただけたら幸いです。
みなさん受験頑張ってください。よいご縁がありますように。
中杉に行くには、さいたまからだと新宿に出て、中央線に乗り換えて2駅の、荻窪駅から路線バスで5停留所(所要時間8分)の所です。停留所からは、ほぼ目の前の場所にあります。徒歩でも行けます。所要時間は25分です。
一番近い駅は、西武新宿線の下井草で、徒歩12分だそうです。西武新宿線には乗り換えがしづらいので、荻窪駅を使う事になると思いますが、バスを使うとなると、通学は大変な感じがしました。
文化祭〈緑苑祭〉は、大勢の方でに賑わっていました。また私だけ行ったのですが、この日、午前中に用事があり、ミニ説明会の最後の会にギリギリ参加出来る時間に着いたので、あまりゆっくり校内を見学する事は出来なかったのですが、体育館で吹奏楽部が演奏していたのを少しだけ聞くことが出来ました。
部員が50名くらいだそうで、たくさんの方が聞かれていて、体育館の席は満席でした。他にもクラスで出し物をされてて、行列が出来てるクラスもありました。みなさん文化祭を楽しんでいる様子でした。
ミニ学校説明会
予約は不要ですので、気軽に参加する事が出来ます。一日7回も行われています。2019年9月22日(日)は、①9時10分②10時③10時50分④11時40分⑤12時30分⑥13時20分⑦14時10分でした。所要時間は40分です。場所は1階の視聴覚室のような場所でした。スクリーンとパソコンがある教室でした。
私は最後の会だったので、参加されている方はそんなに多くなかったです。上履きが必要です。先生方もお昼休みなしでされてたんでしょうか…。気合が入ってますね。お近くの方なら、ちょっと文化祭に遊びに行って、ちょっと説明会でも聞いてみようかな~が出来ていいですね。小学生でも行きやすいです。文化祭は21日(土)と2日間開催されていますので、説明会も2日間あります。
副校長先生のお話
我が校は、中央大学の付属高校で、高校からのみの学校です。ほとんど(91%)の生徒が中央大学に進学します。その為、高大一貫校としてカリキュラムを組んでいます。建学の精神は、「真・善・美」です。
真とは、正しい事を身につけ、真理を探究しようとする知性です。善とは、責任を持って、主体的に行動し、選んだ結果を自分で引き受ける事で、より善きものを探求しようとする理性を持つ事です。美とは、物事に感動する事です。がむしゃらに取り組んで、成功したり失敗したり繰り返して乗り越えた力が、美しさを探究しようとする感性になります。
大人になり、社会人になった時に必要になる力を育み、人間として豊かな生き方を求める願いがこめられています。
入試担当の先生のお話
教育方針は「共育と共創」です。誰から教え込まれるのではなく、みずから考え、学び合うなかで、一緒に育っていく豊かさを学びます。そのためのプロジェクトが用意されています。
グループワークやペアワークをたくさん授業に取り入れて、自分の考えを表現すること、他者の考えを尊重して視野を広げる事を学びます。
そして、みずから選んだテーマで卒業論文を完成させます。3年生になって、突然書きなさいではなく、1年生から準備します。大学受験がない、高大一貫校ならではの豊かな時間の使い方が出来ます。論理を表現し、相手に伝える経験が、未来をより良く切り開いていく力となります。
一般公募推薦入試(2020年度)
・9教科の内申点が37以上。
・1,2が無い。
・欠席が各学年10日以内で、3年の欠席・遅刻早退を合わせて10回以内。
・試験科目は5教科。各教科20分。20×5教科で100点満点。問題は中学で習う基本的なもの。
・面接があります。一般的な質問形式ではなく、その場でテーマを与え、そのテーマでスピーチしてもらいます。そのスピーチに対する質問はしません。例えば「ドラえもんのどこでもドアがある世界とない世界。どう違うか、どちらが良いか悪いか考えて下さい。」のような感じのテーマです。40点満点。
・内申は×2で、90点満点。合計230点満点で採点を行います。
・試験日は1月22日(水) 倍率は例年約2倍です。
一般入試(2020年度)
・入試科目は、国・英・数の3教科です。各教科100点、300点満点。面接はありません。
・入学試験対策として
国語は要約問題の場合、文章中の3か所に線を引く。①世間はこう思っている。②でも作者はこう思う。③その理由。この3か所を接続詞でつなげば要約できます。
英語は、とにかく長文が長いので、訳せるように勉強する。
数学は、図形問題で一つの回答に複数の解き方がある問題が多いので、柔軟に考えられるようにする。
・推薦入試を受けた方は、100番順位が上がります。例えば上位250番まで合格の場合、350番までに入っていれば合格となります。一般入試だけ受けた生徒さんが、不利になるような事はありません。
・試験日は2月10日(月) 倍率は例年約2.5倍です。
過去問は絶対に取り組んでおきましょう。
共通の条件
・男女の募集枠はありません。上位者から合格を出します。
・足きりはありません。
・先生や保護者による、個別の入試相談はありません。
・英検等の資格や、生徒会・部活動の実績は合否に影響しません。
・併願優遇はありませんが、一般入試で入学手続きを行った方で、辞退する場合は1万円程度の返金があります。
中央大学への進学について
・内部進学率は91%。3校ある中央大学付属校の中でもトップです。
・国立大学の受験は、推薦を有したまま受験出来ます。
・中央大学に無い学部・学科であれば、私立の他大学もチャレンジ出来ます。
・AO入試、推薦入試で、12月までに合否がわかる他大学も、チャレンジすることが出来ます。
まとめ
他大学への挑戦をさせてもらえるのは、とても寛大で素晴らしいと思いました。法学部が2023年に都心に移転するそうで、また人気がでるのでは?と予想されます。近道の付属校は実に魅力的です。
ここで偏差値をチェックしておきましょう。 ”71”です。高いです。
ちなみに、部活はそんなに気合入れてる感じではなさそうです。気合入れたいなぁと思ってる方は確認して下さいね。それから、母が気になる学食は、地下にちゃんとありました。
最後に、なんで月美雲さんはこんなに高校の説明会に行ってるのだろう?ブログのためなのかしら…。と思ってる方もいらっしゃると思います。そんな事はないのです。実際に興味のあった高校はもちろん行きます。あとは、塾の先生がすすめてる高校を、じっさい受験するかわからないけど、一応行ってみてます。
本人は受験するかわからないし~でも塾の先生がすすめてる高校だから、行ってみて教えて~と言うので。なので一人参加が多いのです。説明会に参加するのも大変ですが、実際に訪れてみると、学校によっていろいろな魅力が発見出来て楽しいです。忘れる前にまとめておく為でもあるし、すこしでもみなさんの参考になったら嬉しいのでレポートしてます。最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
在校生の保護者です。緑苑祭に来てくださってありがとうございます。少しでも楽しんでくださったのなら嬉しいです。
私の娘は去年受験生で、一般公募推薦試験でご縁を頂けました。部活と塾で忙しかった娘は中3の11月まで第一志望校を決められないほど色々と迷っていて、とにかく情報だけは集めておこうと、私も月美雲さんと同じようにひとりで沢山の高校の学校説明会や文化祭に行きました。
娘の成績が最後までなかなか上がらなかったので、高校の見学は楽しかったのですが、心のどこかではいつも緊張していて、帰宅後はぐったり疲れてしまって、記録を付けようとしたこともありましたが、ついに手付かずで終わりました。
なので、分かりやすい文章で客観的に学校紹介をされている月美雲さんを尊敬してしまいました。月美雲さんのブログを見て、有難いと感じていらっしゃる方々は沢山いると思います。
そんな月美雲さんのお子さんなら、きっと賢くいらっしゃると感じます。これからが受験生にとって一番厳しい時期だとは思いますが、月見雲さんのお子さんなら、素晴らしい高校に出会えると思います。
中杉の建学精神は共創共育で、中杉の保護者さんも穏やかで協力的な方が多いように思います。月美雲さんのような親御さんなら、先生方も喜びそうです。
お母様にお声掛けするのも変なお話ではありますが、もしご縁がありましたら、是非中杉に来てくださると嬉しいです。
月美雲さんもお子さんと共に体調に気をつけて、頑張ってくださいね。応援しています。
ゆーちゃんママさんへ
とても嬉しいコメントをありがとうございました。
在学されているお母様からメッセージをいただけて光栄です。
ゆーちゃんママさんもいろいろな学校の説明会行かれたのですね。わかります、説明会は楽しいけど疲れますよね。説明会に行くのは志望校が決まらないからで、心の中はため息でいっぱいです。実はまだ行ってます。12月中旬まで続きそうです。前向きに楽しみたいと思います。
励ましていただいて、元気がでました。ありがとうございます。
月美雲もややこしい字でごめんなさい。気になさらないでくださいね。お気遣いありがとうございます。
ゆーちゃんママさんも寒くなってきましたので、お体お気をつけて。
月美雲より